「物納」の準備

Q.財産のほとんどが土地のため、相続が起こったとき相続税は土地で物納したいと考えています。
 事前に準備しなければならないことはありませんか?

A.ポイント解説
 1.物納を認めてもらうには条件がある。
→相続税は金銭納付が原則です。金銭で納付することが困難な場合に限って延納が認められ、延納によっても納付することが困難な場合に限って、物納が認められることに留意してください。
 2.申告期限までに申請手続が必要。
→申請手続は申告期限までに事前に税務署と協議しておかないと申請しても却下されることもあります。できるだけ相続開始までに物納の障害になるような条件は取り除いておきましょう。
 3.共有財産を単独所有にする、権利関係を整理しておくなど手を打っておく。
→被相続人となる人と相続人になる人との共有になっている土地は、原則として物納対象となりません。もしそのような土地があれば事前に他の土地と交換するか、分筆するなど被相続人となる人の単独所有にしておくべきでしょう。
 4.物納の際に書類・条件不備の場合には、1年しか余裕がなく、その間利息がかかる。

※境界や実測はお金をかけてでも確定しておく
 隣地との境界や実測については、測量費用や隣地との交渉など時間と費用がかかります。いずれ負担しなければならない費用なら相続開始前に整理しておけば、その費用に相続税がかからずに済みます。また、古くからのいきさつを知り、近隣の方との人間関係も濃い高齢の方が交渉しやすいということもありますので、相続開始前に境界の確定をしておくことは、有意義です。


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